My salad days シェイクスピア名セリフ―英語名言集13

 

My salad days.

私がまだ青二才だった頃。

 

William Shakespeare

ウィリアム・シェイクスピア

 

イギリスが世界に誇る劇作家、

ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare, 1564-1616)は

生涯に37編の劇作品を残しました。

 

このセリフ(My salad days)は、その中の一編

アントニーとクレオパトラ(Antony and Cleopatra)

の第一幕第五場(Act 1 Scene 5 )に出てくるクレオパトラのものです。

 

少し長めに引用すると、

 

…….My salad days,

When I was green in judgement, cold in blood.

 

あれはまだ私が青二才で、

青くさい分別しかできず、

熱い情熱を持つこともなかった頃の話だわ。

 

となります。

 

ご存知、後世に世界三大美女と言われる、

エジプトの女王クレオパトラ。

 

ローマの将軍アントニーを愛する彼女は、侍女チャーミアン

に、かつての愛人ジュリアス・シーザーについて言われて、

このセリフのように述懐する。

 

史実では、クレオパトラがシーザーに会ったのは21歳の頃、

アントニーに会ったのは29歳の頃となっている。

 

ひとりの女性として考えても、多くの人は、21歳と29歳

ではだいぶ違うでしょうね~~~~。

 

史実と絡めて、クレオパトラにそれをおしゃれに言わせる

シェイクスピア、さすがです。

 

 

"My salad days"

これは、今でも英語の常套句としてよく使われます。

 

例文)

"In his salad days, he had been known to get drunk"

彼は、若かりし頃は、大酒飲みで有名だった。

 

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シェイクスピアの名セリフは他でも紹介しています。

世界は舞台、人は役者―英語名言集2